10日の日中に例の不払いの会社へ社長の名刺に書いてある代表電話と別の部署へ電話をかけた所、全くつながらなくなっている事がわかった。後者は「現在使われておりません」であり、前者は「お客様の都合により通話できません」となっていた。個人ならともかく、会社の代表電話がその様になっているというのは明らかに資金繰りが悪化している事であり、いつ潰れてもおかしくない状況である。尚、会社のウェブサイトはURLを入力してもアクセスできなかった。
そこで11日の9時前にその会社のビルへ足を運び、偵察して様子を確認する事とした。名刺にはビルの4階・7階・8階と書いてあるが、テナント案内には7階しか書いていなかった。そこで7階へ足を運んだ所、その会社の入口は開いていたが、コピー機以外ほぼもぬけの殻であった。「失礼します」と声をかけても全く応答がなかった。尚、セキュリティがかかっているので、室内には入らなかった。
その足で1週間前にも足を運んだ労働基準監督署へ向かった。前回とは別の係員でしたが、色々状況を話し、申告の手続を行った。労基署へ申告は自身として初である。これから1日以内で担当者が決定し、会社への指導が進められる。ただ、社長に会えなければ指導が進められない可能性があるという事でした。万が一会社が倒産した場合でも、国が立て替えてくれる仕組みがあるそうである。状況から察するに支払までは前途多難である。
前に実際に勤務していた会社と不払いの会社の間に別の会社があると書いたが、帰りにその会社電話をかけてみた。留守電になっていたので用件を話し、今の所は応答を待つ次第である。日中人がいない可能性が高いので、どれだけ対応してくれるかという所がある。その会社から日報のコピーをお願いできれば勤務した証拠となるので、手続の際に大いに有利になる。もし入手できれば、労基署の担当者へ郵送するなりして送る次第である。
普通テナントの3階分を借りているならば社長1人のみで対応というのはあり得ないものであり、誰か彼か事務的な対応をする人がいるものである。ましてや、多角経営ともなれば尚の事である。実際テナントが1階分だけになっており、電話やウエブサイトがつながらないなど問題も出てきていた。
できるなら赴任・勤務開始前にウェブサイトなどを最低でも下調べし、事務所の様子は絶対確認しなければならないものだ。今回面接が本社ではなくホテルのロビーであった事や、即日採用であった他、面接では東北と札幌市内以外の話はなかったのに勤務地がそれ以外といった不審な点もいくつか見られた。
もし支払いがなければ、来月末までは家計が大変である。今月中に支払いがあれば大いに助かる所であるが、この様な不払いは良くても支払いがかなり遅れ、家計を直撃するものである。いずれにせよ、来年以降夏場にこの様な事が絶対起こらない様に充分に気を付けなければならない。