成人式出席をも遠ざけた厳しい卒業までのハードル

14日は各地で成人式が行われましたが、実を言う所私は成人式に出席しませんでした。一生に一度の機会にもかかわらず、出席しなかったのは余程の理由があるのではと思われますが、やはりそれなりの状況でございました。それだけに今になって決して後悔している訳ではございません。それでもできるなら心置きなく出席できる状態にして出席できるのに越した事はないと思います。

当時は既に大学に在学していましたが、所属する学科が卒業までのハードルが非常に厳しく、当時にして卒業への展望が限りなく低くなっていました。そんな状況でしたので全くもって合わせる顔がないと言ってしまえばそれまでであり、欠席に至ったのです。普通であれば入って1・2年にして卒業できないという事態はあり得ないと言えるものです。

授業には出ていたもの、なかなか理解できず卒業できる気が全くしなかったものです。 学科の内容が実力に合わなかったのか、入った大学のレベルとのギャップに大きな戸惑いを覚えたものです。それこそ、受験勉強並みかそれ以上の取り組みで長期休暇を含めてびっちりやっていれば卒業への道は開け、余程でない限り卒業できないという事態には至らず、悪くとも長期留年は避けられたものだったでしょう。

ただ、所属学科において学卒だけでは就ける職種は限られるため、最初から大学院進学が望まれる所です。正直な所学卒で就ける職種に対してモチベーションが保てなかった所が大きく、当時の自分は学卒から就け得る職種のためにそこまで頑張る事ができませんでした。早い段階で大学を辞めて同様の学科の専門学校に転学できれば、より目指したい職種に近付けるのでしょうが、間違いなく親が認めなかったでしょう。それに当時の自分はそんな事実も把握しておらず、卒業してからの度重なる就職活動で思い知らされる事になるのですが。

上記の様な場合ではなく、仮に志望校を目指してきたが未だ届かず浪人中という場合も、センター試験などの真っ最中の時期もあって出席しなかったでしょう。これは2浪以上浪人していたならば該当します。出席できるならば最高の志望校に既に入学し、学生生活を順調に進めていれば確実にできたでしょう。又、最高の志望校でなくとも学生生活を順調に進めていれれば、出席していた確率は高かったでしょう。

尚、以下のリンクは成人式の出席率を含めたアンケートの結果が掲載されています。「成人式に出席したい、した」が7割程度であり、残りの3割は出席しなかった事になりますが、意外と多いかなという感じがします。

「成人式についてのアンケート結果(ニワンゴ)」
http://info.niwango.jp/news/pdf/2010/20100106_4.pdf