■ゆうパック遅配34万4千個に…7日回復見通し
(読売新聞 – 07月06日 21:16)
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宅配便業界において夏のお中元と暮れのお歳暮の時期は二大繁忙期と言えるものである。これらの時期は通年の職員だけでは足りず、臨時でアルバイトなどを動員して対応している。乗用車で配達してくるアルバイト配達員を見かけた事がある人もいるでしょう。その時期のみ乗用車でも配達できる様一時的に有償運送を許可する様になっており、そうでもしないと配達がパンクしてしまうのである。
この忙しい時期に敢えて統合を進めるのだから現場は充分に対応できず、配達遅れが生じるのも当然である。それは現場の状況を無視したものであり、現場からの声が残念ながら上の届かなかったという結果である。元郵政主導だからそうなってしまったというか、逆に日通主導ならもう少し考えているかもしれない。
7月に統合する事は昨年12月に決まったというが、吸収された「ペリカン便」は毎月数10億円もの赤字を出しているといい、そのために統合を急いだという面もあるという。とはいえ、9月か10月辺りにずらすという事はできなかったのか。あるいはそこまで待てない程赤字だったのだろうか。
私は相当昔に宅配便配達のアルバイトをやっていた事があったが、それは今回吸収されたペリカン便である。日通においてかねてよりペリカン便は残念ながら赤字部門であり、引越王にはなれても宅配便では上位業者に水を空けられていた。如いては今回の統合に至ってしまったのだが。もしより上位の業者で宅配便配達をやっていたならば、宅配便の仕事のイメージが変わっていたのではないかと感じるのだが。