かつて「ビッグ・トゥモロウ」には「頭で儲ける時代」(現在は廃刊)というビジネス雑誌の広告が毎号掲載されていた。そこで大学時代最後の方から何年か購読していたのである。一般的な雑誌とは違い、直接購読という形で定期的に郵送されて届けられる。ビジネス雑誌としては3・40年の歴史を誇っていたが、創刊当時は書店や問屋で扱ってくれなかったため、直接購読制となったのである。
書いている内容といえば、貧乏人にはなかなか手を出せないものばかりである。それに1冊1200円(年間購読すれば割安になる)とかなり高価である。今思えばよく購読を続けていたと思えるものである。それこそ、インターネットビジネスでもできる時代になれば、わざわざ購読しなくてもいい感じなのだが。
又、購読者には時々投資案件のパンフレットが同封されるか、別に郵送されてきていた。それは購読をやめてからもその案内だけは時々郵送されていた。投資案件は1口50万円というものがほとんどであり、大学時代や卒業後数年間は高嶺の花だった。投資してから毎年配当金が振り込まれ、最終的に数年後には投資金の何倍かに膨れ上がるという内容だった。
2005年7月に団塊世代対象の雑誌ビジネスの案件に30万円(たまたま1口30万円だった)を投資した。ビジネスの経過は時々案内が来るのだが、残念ながら業績は芳しくなく、一度も配当金が振り込まれる事はなかった。そして2008年12月に発行会社が倒産となり、「頭で儲ける時代」は廃刊となった。そしてその投資案件に対し債権手続の案内が届き手続したが、戻ってくる事はまずないだろう。
もっとも、FX辺りに手を出していればその様な投資にわざわざ手を出さなくてもいいものであるのだが。それに30万円程度投資して数年間待つというのはメインの投資としては今思えばやってられないものである。当時にしてその様な投資に手を出すという事は投資に対しての情報を充分仕入れていないものであり、当時かもっとインターネット投資に取り組んでいれば今頃は・・・・・。