いよいよ強制執行手続を完了させる

12日に強制執行手続を進めるため、簡易裁判所で送達証明書を発行していただいた。その晩調べてみた所、当該会社のウェブサイト自体はないが、海産物などの通販のサイトはあるため、そこに振込先の口座情報が記載されていた。そしてお盆明けの18日の午前中に地方裁判所の債務執行係に足を運んだ。

強制執行について用紙など色々説明を受けるが、手続に必要な印紙や切手の他、当該会社と口座の対象になっている銀行の資格証明書が必要だという。必要な書類を作成してから、駅北口側にある合同庁舎の法務局へ足を運び、資格証明書を手に入れる。昼食の後また債務執行係に戻り、これらの証明書を提出してから地方裁判所1階にある売店で印紙と切手を購入する。そして債務執行係に戻り、購入した印紙類も提出し、必要な書類を仕上げて確認し、夕方前に手続は終わる。

今回購入した印紙・切手は合計 7千円近くであり、これまでの支払督促を含めると手続に13,000円程かかっている。これらは強制執行の際債務者に請求する。不払い賃金分が10万円強であり、遅延損害金は1年近く経過しているのでその10%強になる。先程の手続費用を合わせると、13万円強にも及ぶものである。

これから当該会社・対象の銀行それぞれに執行手続の書面が送達され、口座の情報がこちらに伝えられるという。約2週間かかるため、順調にいって来月上旬に次の手続をする事になるだろうか。当該口座に充分な預金があれば、その銀行に連絡をする事になり、改めて手続を行う事になる。

もしその口座情報の銀行に当該会社に関わる複数の口座があり、かつ預金総額が請求金額の合計以上であれば、強制執行で回収する事ができる。しかし、その条件を満たしていなければ、他の支店や他行に口座がある可能性があれば、そこに当たる事になる。それでも回収できなければ、備品などの動産を差し押さえる事になる可能性がある。

当該会社の支払義務が確定したため、今後はよりまったりいく事になろうか。今回の手続も手間がかかったが、ここまで来るまで時効などの期限が設定されていた事もあり、特に冬場仕事が忙しい中奔走する事になり、例年に比べて精神的に大きな負担となった。来シーズンはその様な事がない様にし、改めて目指したい自分作りをしていきたいものである。

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