かつてアーケードゲームをメインにやってきた

この数年はオンラインゲームに傾斜した感じである私であるが、かつてはれっきとしたアーケードゲーマーだった。mixiに登場したグラディウスではないが、家でやるのはもちろん時々ゲームセンターにも行っていた。それもアーケード基板という、ゲームセンターにある業務用の機械の中に入っているものを家でできる様にしていた。元々趣味で電子工作をやっていた事もあり、家でできるシステムを自作した。

約15年前に基板を始めた当時はPS版「ナムコミュージアム」がまだ出る前だった。アーケード版とほぼ同じ忠実さのゲームはまだまだ少なく、その様なゲームを家でやるには基板を購入してやるしかなかった。今となってはPS2辺りでも復刻されたタイトルもあり、ほとんどのゲームが基板を購入しなくてもできる様になった。

ただ、基盤によっては高価なものが少なくないため、すべてのゲームを基板でやるという訳にはいかなかった。90年代半ばになってゲーム機の性能が上がり、昔のゲームをほぼそのままの形で移植できる様になってきた。準アーケードオリジナルといってもいいものであり、基板の代用として重宝した。PS(プレイステーション)・SS(セガサターン)版「グラディウス デラックスパック」もその一つである。

例えオリジナルが縦画面のゲームであっても、「縦画面モード」というテレビなどを横に倒してオリジナルと全く同じ縦画面でプレイできるものもある。この場合普通のテレビを横に倒してやる事もできなくはないが、ブラウン管テレビですと故障の原因になるのでやめた方がいい。私の場合当時業務用モニターを外装して用いていた。

更にはビデオ入力を変換する装置もキットを使って自作し、ビデオデッキを介してテレビ映像をも見れる様にしていた。それにビデオデッキの交流100Vを流れる電流の微弱な磁気変化を読み取る事により、ビデオデッキの電源を入り切りするだけでモニターの電源も制御していた。まさにテレビそのものにしていたのだ。

だが、自分の部屋が狭いためPCと同居できずにいたのと、大型ゴミの有料化も控えていた事もあり、PC購入を前にそのモニターは処分する事となった。PC購入後は本来はいけないがモニターを横に倒して縦画面アーケードゲームをやる時もあった。電子工作は中学の時から始めており、様々なものを作ってきたが、基板を始めてから基板周りがほとんどだった。

2001年春にPCを購入し、更にインターネット回線がつながると基板を購入しなくなった。更に2002年には「ポトリス」というオンラインゲームにどっぷりはまってしまい、次第にゲームセンターやアーケードゲームから遠ざかっていく。その後オンラインゲームをやる頻度が下がるが、今度は仕事などリアルが忙しくなっていき、基板は数年も放置される状態となった。そのうち余裕ができたらまた手をかけたいと思っているのだが、当面落ち着かなそうだ。

大学入学前実は電気電子系を志望していた時期もあった。事もあろうに化学系を選んでしまい、充分勉強しなかったおかげでその道は断たれてしまった。今や「なんちゃって技術者」未満の存在であるが、僅かに残る「技術者魂」をもってして人生再建に取り組んでいく次第である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください