28日の晩から1日の朝にかけて夜行急行「はまなす」で札幌青森間を往復し、西津軽の方に白神岳登山をメインとする遠征を行った。北海道東日本パスと急行はまなすの指定券を使い、交通費は15000円に届かないものでした。当初は北東北パスで購入しようとみどりの窓口に行った所、北海道東日本パスの方が割安という事でした。
今回「はまなす」では行きはドリームカーで帰りは横になれるカーペットカーで予約を取れた。今夏は新たなライフスタイルの構築もあって例年に比べて仕事が忙しく、なかなか計画の日程を定められなかった所が大きい。又、夜行列車は2003年7月の利尻礼文に行くのに特急「利尻」(2007年9月末に廃止)で札幌~稚内を往復して以来約12年振りである。
29日の朝青森から奥羽本線で弘前を経由し、一旦大館まで行く。更に奥羽本線を進んでから東能代から五能線に乗り換える。お昼頃白神岳登山口駅で下車し、登山口手前の休憩所・駐車場まで移動した。30日はそこから蟶(まて)山を経て白神岳を往復、白神岳登山口駅まで戻る。31日は五能線を艫作(へなし)まで進み、黄金崎不老ふ死温泉に入りに行く。海岸に面した露天風呂はまさに念願であった。その後深浦まで移動し、そこから快速「リゾート白神」に乗り換え、弘前の近くの川部まで移動する。そこで乗り換えて青森に向かった。
白神岳登山と共に不老ふ死温泉に入る計画は1998年に登った岩木山・八甲田山と共に大学時代から計画を立ててきた。その岩木山・八甲田山自体大学時代最後の年度であり、今回の旅程は札幌に戻ってから長い年月が経過してしまい、まさに約20年越しであった。
北東北に出かけるのは大学卒業以来約16年振りとなる。大学は北東北であり、飛行機では費用がかかり過ぎるので帰省の度にこの「はまなす」のお世話になった。卒業以後しばし東北から足が遠のいたが、2010年の夏に福島県・宮城県と足を運んだ。しかし、この時は北関東がメインであり、東北のみの遠征は大学卒業以来今回が初となる。今回は青森県・秋田県と足を運んだため、残るは岩手県・山形県となるが、いずれも数年以内に足を運ぶ構想もある。
来春に北海道新幹線が函館まで延伸するが、これにより急行「はまなす」が廃止になる可能性が高いという事もあり、当管理人が動けるのは今秋までが最後という事もあって今回の遠征を行った。尚、今春のダイヤ改正では寝台特急「北斗星」の廃止が決定したが(8月22日をもって廃止)、「はまなす」は廃止を免れた。