12日で南アルプス全山縦走達成から満20年になった。夜叉神峠登山口をスタートし、鳳凰三山~甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳~白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)~塩見岳~悪沢山~赤石岳~聖岳~光岳とたどり、寸又峡温泉へと下山した。当時は大学時代最後の年度で例年よりかなり夏休みが少ない中で実行したが、社会人になれば簡単にはできなくなるという思いもあり、思い切って行った。まさに有終の美を飾るものとなった。前年にも挑戦したもの台風で断念しており、どうしても達成したいという思いが強かった。
その4年後の2002年に現時点で自身最大の縦走である北アルプス主脈全山縦走を達成、更に2008年には北アルプス横断縦走も行った事からも、後の更なる大縦走につながった。いずれの年も残念ながら南アルプスは手を付けなかったが、それぞれの北アルプスの縦走に一夏を賭けて注力した。大学時代に更なる大縦走の構想を立てたもの、一度も足を運べなかった北アルプスの方に力を入れたと言えた。
更に日本列島横断山行へ可能性を示す事となった縦走でもあり、この南アルプス全山縦走を含め、後に行ったいずれの北アルプスの縦走もそのルートに含まれている。現時点で南下ルートは南アルプス全山縦走の甲斐駒ヶ岳以南であり、北上ルートは小淵沢駅~八ヶ岳連峰~松本市街~いずれの北アルプス縦走経由~親不知海岸である。縦走以外にも縦走と縦走をつなぐべく接続山行も行った。
2018年8月現在、残念ながらあれから南アルプスには一度も足を運べていないのが残念極まりないものがある。本来ならば人生次のステージに進み、経済的時間的自由が利く様になり、更に健康的にも満足行く様になれば、南アルプスを含む大縦走を行う所だったでしょう。しかし、この春まで仕事が慢性的に忙しい状態が続き、残念ながら体の方も当初の予定もその縦走を行うには時期尚早と言える状態である。ただ、お盆明け辺りから別の計画ですがアルプスの方へ向かう予定である。
既にその思いは次に向けられている。今度は北アルプス主脈全山縦走達成から20年となる2022年に改めて南アルプスを含む大縦走を計画しており、それまでに人生次のステージに進める様に取り組み、健康的にも縦走ができる様にすべく取り組む次第である。又、2022年は最初のマイサイト(初代登山サイト)を開設するなど、ネット上にデビューしてからも20年となるだけに、殊の外思いが強いものがある。