昨今はインターネットビジネスに取り組める体制に動いているが、それが半導体工場を切られ、どうしようもない職しか就けなかった7・8年前に取り組めれれば違っただろうと思わざるを得ない。目標を失い「廃人」化している自分に活を与え、1つの目標に向けて大きなエネルギーを向けられるのだから。
当時はブログサービスがほとんどなく、ホームページ用日記がブログ代わりだったりした。基本的にホームページは専用ソフトなどで構築するものであり、大なかれ少なかれ知識が必要だった。「アフィリエイト」という言葉すら聞かなかった時代である。又、現在ならFlashが使われる所もJavaAppletが使われていたのである。
私が自宅にインターネット回線を引いたのが2001年8月であり、初のホームページを開設したのが2002年6月である。だが、当時はホームページ製作もまだ稚拙であり、当然ホームページによるビジネスを行おうなど考えられなかった。とはいえ、深刻な状況だったのだからもっと真剣にビジネスについて考えてみても良かったのではなかろうか。
化学系・専門系の就職支援にしても然りである。現在に比べて専門派遣登録サイトがなく、基本的に就職できなければ進学も考えられるが、前述した通り経済的な壁が大きい。そのハードルを低くするためにインターネットビジネスに取り組まなければならなかったのだが。
まさにないない尽くしの時代だった。職が決まらなければエネルギーや暇を持て余す状況である。実家で暮らしているからまだしも、1人暮らしならワーキングプア決定である。というか1人では暮らしていけないため、実家に戻る事を許されなければこちらではなく、もっと景気の良い本州でやっていかなければならないのは確実だろう。